「〈現前〉する観音菩薩――『日本霊異記』の観音霊験譚をめぐって――」(招待有)
『日本霊異記(以下『霊異記』)』における観音菩薩信仰の諸相に着目し、その表象である諸説話が宗教的実践を促す媒体としてどのように機能するのかという問題を検討す ることで、古代における仏菩薩信仰の特質を明らかにすることを目標としたものである。
『仏教文学』第47号(仏教文学会)