『日本思想史の現在と未来――対立と調和――』
拙稿は、十世紀末に成立した仏教説話集『三宝絵』の分析を通じて、奈良時代に活躍した行基(668‐749)のイメージが〈懺悔・滅罪を司る存在〉から〈救済者〉へと転換を遂げるに到る契機とその思想史的意義について見通しを立てたものである。生身仏の時代――『三宝絵』の行基像をめぐって――, 総p.318, pp.89-125前田勉,松田宏一郎,賴住光子, 冨樫進, 永岡崇, オリオン・クラウタウ, 大久保健晴, 田世民, 長志珠絵, 小平美香, 苅部直
ぺりかん社