「精神看護実習における学生-患者間の対人距離の変化」
短期大学看護学科3年72名(女70名・男2名)を対象に、精神看護実習において、患者についての学生の認知と患者-学生間の対人距離との関連について検討した。実習初日と最終日では患者-学生間の対人距離は短縮した。心理的側面と関係的側面における対人認知は、初対面時にも最終日にも対人距離に影響を与えなかった。初対面時は身体的側面の対人認知が対人距離に影響を与えていたが、最終日には対人認知は対人距離に影響を与えなかった。p.157-164石田真知子、柏倉栄子、杉山敏子、渡邊生恵
『東北大学医学部保健学科紀要』13巻2号