「基礎看護実習Ⅰ・Ⅱにおける学生-患者間の対人距離の変化」
基礎看護実習Ⅰ・Ⅱにおける看護学生と患者の対人距離の変化を比較した。基礎Ⅱでは、学生-患者間の距離は、実際・理想とも基礎Ⅰよりも大きかった。基礎Ⅱの4日間において、実際の距離は2日目に有意に短縮し、さらに実際と理想の距離の間の差は3日目まで有意に短縮していた。基礎Ⅰでは、不安の評価段階が小さいほど患者との実際の距離が小さい傾向がみられたが、基礎Ⅱにおいては、特性不安の大きさによる実際・理想の距離への影響は見られなかった。p.245-252渡邊生恵、杉山敏子、柏倉栄子、田多英興
『東北大学医療技術短期大学部紀要』11巻2号