「看護学生が初めて注射針を刺入する際の血圧と心拍数の変化」
第20回日本生理心理学会大会 口演発表(東京都・早稲田大学)
看護学生が皮下注射と採血を初めて実施する学内演習において、血圧値、心拍数及び気分の変化を測定し、演習中の精神的ストレスによる生理・心理的反応の機構を検討した。皮下注射・採血、患者役・看護師役、どの場面においても、針刺入前には血圧も心拍数も増加した。皮下注射・採血とも看護師役の施行前の心拍数が著明に上昇した。気分の変化では、「緊張と興奮」、「不安感」が全体的に高かった。採血時の「緊張と興奮」、「不安感」、「抑うつ感」の施行前後の変化が大きかった。(共著者:杉山敏子、渡邊生恵)