エコチル全国調査における宮城ユニットセンターによる追加調査の一 部として、出産1年後の母親1038名を対象に実施し、658名を解析対象とした。産後1年間の健診受診は、受診あり223名(33.9%)、受診なし435名(66.1%)であった。30歳以上、短大卒業以上、仕事あり、家族機能良好、乳児健診受診ありの者で、それぞれ産後1年間の健診受診のオッズ比が高かった。健診受診に関連する産後の要因が存在しており、産後の母親の健康維持のための援助が必要である可能性が示唆された。
(共著者:渡邊 生恵、佐藤 眞理、中村 康香、エコチル調査宮城ユニットセンター)