職業移動に関わる要因を明らかにするための縦断調査のベースライン調査の概要について報告した。調査対象は7対1看護体制、一般病床を有する300床以上の病院で、看護部より協力の同意が得られた関東地方6病院、東北地方6病院であった。2013年9月から10月にベースライン調査を実施した。関東地方における回収率が低く、全体の追跡同意率が低かったことから、研究内容、調査実施の目的に対する関心を高める工夫が必要であった。 現在の職場での就業継続意向、看護職としての就業継続意向と基本属性との関連の可能性、就業継続意向と基本属性との関連に地域差があることが示唆された。(共著者:佐藤みほ、渡邊生恵、朝倉京子)