看護師の専門職的自立意識を測定するための尺度開発を行った。看護師300名を対象に、既存の尺度を参考に新たに作成した看護師の専門職的自律意識を測定する尺度を用い、無記名自記式質問紙調査を行い、227票を分析対象とした。探索的因子分析の結果から、本尺度は13項目からなり、「看護師の判断を臨床へ反映させようとする意識」、「働き方を自ら決定しようとする意識」、「他の権力から独立し行動しようとする意識」の3因子から構成されることが分かった。また、内的整合性、構成概念妥当性は確認できた。
(共著者:齋藤紘子、朝倉京子、清水美穂、渡邊生恵)