宮城県大崎地区の住民を対象の前向きコホート研究において、追跡期間7年間、解析対象者40,572名について、緑茶摂取量とその後の肺炎死亡リスクとの関連を明らかにした。肺炎死亡は237名であり、女性では緑茶摂取頻度1杯未満/日に比較し1杯以上/日では肺炎死亡の相対危険度は有意に低下した。男性では有意な関連は見られなかったが、非喫煙者において相対危険度は有意ではないものの低下しており、男女の差は、喫煙の影響で説明できる可能性が示唆された。
(共著者:渡邊生恵、栗山進一、柿崎真沙子、曽根稔雅、大森芳、中谷直樹、辻一郎)