「一般病床入院患者と看護師の療養環境評価の比較」
日本人間工学会第48回大会 口演発表(名古屋市)
心理学的手法を用いて、一般病床に入院する患者20名と、同病棟に勤務する看護師20名との、療養環境についての認知の違いを明らかにした。両者に共通する評価項目は、「広い」、「ながめがよい」、「明るい」など療養環境に限らず日常の生活環境でも好まれる項目であった。相違点は、患者は自分がその環境にいることを想像して、細かな使い勝手や心理面への影響まで回答していたが、看護師は、より日常生活動作レベルが低い患者を想定して、環境を安全に使えるかどうか、という視点で評価していた。(単著)