看護学科３年次学生の臨床実習初期における患者理解の傾向

3年次看護学生を対象に，臨床実習初期の学生の患者理解の傾向を記録から分析した。学生は症状や治療の変化，それに伴う基本的ニードの変化など，容易に体験でき認識しやすい変化の側面から患者を理解する傾向が強く，患者のがん等の疾患による精神面やプライバシーにかかわる部分を理解する傾向が少なかった。
41-48頁
杉山敏子，寺島美紀子，萩原晴美，石田眞知子，山崎登志子，柏倉栄子，渡邊裕美，小林淳子，板垣恵子，伊藤尚子

東北大医短部紀要6巻