外来で分子標的治療を受けるがん患者の症状体験とQOLの関連
外来で分子標的治療を受けるがん患者29名を対象とし,症状体験とQOLとの関連を検証した。その結果,症状が強い者ほど活動性,身体状況,精神・心理状態,社会性のQOLが低く,症状による生活への支障が強い者のほど活動性,身体状況,精神・心理状態,社会性,全般的QOLが低かった。さらに,皮膚症状が強い者ほど,活動性および身体状況のQOLが低かった。成沢香織,佐藤冨美子,柏倉栄子,佐藤菜保子
日本がん看護学会誌 28(3)5-12