入院患者による療養環境の評価に関する定性的調査
がんや生活習慣病によって入院している患者による療養環境の評価の視点を明らかにし,患者がどのような療養環境を望んでいるのかを考察することを目的に,入院患者を対象に評価グリッド法を用いた定性的調査を実施した。結果,患者は,その部屋に入室している期間の自分の行動範囲の全ての環境要素を評価していた。同じ環境であっても,患者自身の身体的・心理的状態によって評価が変化していた。37-47頁渡邊生恵,杉山敏子,柏倉栄子
東北大医保健学科紀要17巻