車椅子ユーザへのバリア情報提供手段,また,障がい者理解のためバリアフリーマップが使われている。しかし,実際の状況は出先で段差や傾斜で困った経験のある車椅子ユーザも多く,自治体等から提供されるバリアフリーマップの利用率が低い。近年360度動画の撮影が容易になっているこの360度動画を使えば車椅子で走行したときの状況がより理解できるのではないかと思われる。そこで,車椅子に乗った状態で360度動画を撮影し,それらを被験者にHMDとモニタで視聴してもらっ。映像の提示方法を変え,意見をきくことで両者の気づきに差があるのかを検討した。
栁田恵梨奈,薄井洋子,佐藤克美,渡部信一