論文

基本情報

氏名 石附 敬
氏名(カナ) イシヅキ タカシ
氏名(英語) Ishizuki Takashi
所属 総合福祉学部 社会福祉学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

「新型コロナウィルス感染拡大期に代替として実施したオンラインを中心とした相談援助実習(学内実習)の教育効果」

単著・共著の別

共著

概要

新型コロナウイルスの世界的な流行により,ソーシャルワークの支援を必要とする利用者の生活場面に密接にかかわる従来の相談援助実習の実施が困難となった。東北福祉大学では国の通知及びソ教連のガイドラインを踏まえ,2020 年度は全面的に学内で実習を行うことになった。本研究では,通常実習の代替として実施した学内実習の教育効果を検討した。実習に参加した学生 210 名に対して,Web アンケートを実施し,151 名(72%)から回答が得られた。分析は,学生の学びの自己評価 21 項目の結果をもとに,学内実習で学びの評価が高かった項目と低かった項目の比較を行った。さらに,学びの自己評価(21項目の平均)と実習満足度に関連する要因の検討を単相関及び二群の比較で行ったところ,学びの自己評価には,学内学習システム(LMS)使用時に支障があったこと,実習実施時のガイダンスに対する評価,実習から社会福祉の仕事に肯定的なイメージを持てたことが関連していた。実習満足度については,上記の要因に加え,LMS の使用上の不安,学びの自己評価が関連していた。これらの結果を基に,非常時下におけるソーシャルワーカー養成教育の持続的展開への課題を検討した。
pp.1-15
石附敬、清水冬樹

発表雑誌等の名称

『東北福祉大学研究紀要』45

発行又は発表の年月

202203