「認知症スティグマの低減に資する要因群の探索-大学生を対象にした試行調査を基に-」
認知症スティグマの低減に資する要因の検討を行うことを目的に、大学生を対象にした試行調査を実施し(n=370)、スティグマ測定尺度の作成と要因分析を行った。因子分析の結果、「人間性イメージ」「排除」「行動イメージ」「自己」の22項目4因子が抽出された。重回帰分析の結果、認知症に関する知識点が高いほど「人間性イメージ」のスティグマ度を軽減させ、認知症の人との対面経験を得ることは「人間性イメージ」「排除」「行動イメージ」のスティグマ度を低減させていた。pp.133-143石附敬、阿部哲也
『東北福祉大学研究紀要』41