急性期・亜急性期病院で認知症と合併症の治療・ケア上、安易な身体拘束を使わない研究-高齢者の大腿骨頸部骨折手術における身体拘束に関する調査-
第10回日本認知症ケア学会大会、東京
認知症のある高齢者の大腿骨頸部骨折手術における身体拘束使用の現状を調査し課題を抽出することを目的とし、愛知県病院協会の加盟施設名簿より病床数100床以上の全病院(n=100)を抽出し、郵送調査を実施した。65歳以上の大腿骨頸部骨折の症例中、4割強が認知症を有しており、3割強が入院中にせん妄が発現していた。入院中に身体拘束を実施した症例は全体の4割であったが、そのうち認知症及びせん妄を有する者の割合が高かった。諏訪免典子、桑野康一、遠藤英俊、原田 敦、田中とも江、石附敬