12年前に発生した東日本大震災は、人々の生活に様々な影響を与え続けています。その一つに、被災による転居がもたらす「つながり」の喪失があります。このセミナーでは、住み慣れた地域を離れ災害公営住宅に転居した高齢者の孤立の問題に焦点を当てます。災害公営住宅に転居した高齢者が新たな土地でどのように「つながり」を獲得してきたのか?また、支援者は高齢者をどのように支援してきたのか?という問いに基づく調査結果を基に、災害後の転居がもたらす高齢者の社会的孤立の予防に向けた支援の在り方について述べた。
石附敬 芳賀恭司
東北福祉大学 東北福祉大学感性福祉研究所研究推進事業学内公募研究助成 「支援・予防すべき社会的孤立についての予備的研究」代表者:大島巌