算数科指導法の実践における学生の意識変化と課題
～子どもの「気付き」や「発見」を生かして，算数のよさやおもしろさを伝えたい～

学生が将来小学校の教員として，指導する子どもが算数的活動を通して，算数のよさやおもしろさを実感できるような授業を創造していくために，算数的活動を重視し，算数数学の本質を理解できるような指導法の実践を目指すことが大切である。
　特に，算数数学のよさやおもしろさを学生自身が実感し，教材に向き合い，教材を解釈することによって生じる「納得の世界」に入ることができるような指導法が重要である。
このような実践を通して，算数の問題に数多くみられる多様性を味わいながら，教材研究の楽しさを認識することによって，指導者自身が楽しいという実感を伝えることができる教師になることも期待できる。

東北福祉大学教職研究