小学校国語科に情報活用型プロジェクト学習を取り入れ,主体的・対話的な学びを促す授業づくりの配慮点やたタブレット端末活用の可能性を明らかにするため,プロジェクト学習単元シート及び授業検討会で出された成果と課題等を分析した。その結果,「話すこと・聞くこと」では導入時のモデル視聴や練習過程の動画撮影を基に観点を明確にした振り返りが有効であること,「読むこと」では低学年から説明文の読解とプレゼンテーションを関連させた単元構成の可能性が,「書くこと」では取材対象の動画や音声の記録を構成メモの作成や記述,表現の推敲に活用することの有効性などが明らかになった。