その他

基本情報

氏名 戸田 恭子
氏名(カナ) トダ キョウコ
氏名(英語) Toda Kyoko
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 講師
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

思春期ピアカウンセリング・ピアエデュケーション活動を実施した大学生の学びと変化

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

201610

発表学会等の名称

第57回日本母性衛生学会学術集会

概要

【目的】ピアカウンセラーとして思春期ピアカウンセリング・ピアエデュケーションによる思春期健康教育活動を実施した大学生の学びと変化を明らかにする。
【方法/実践内容】ピアカウンセラー養成講座を修了し、思春期健康教育活動を実施した大学1年生から3年生の10名を対象とした。自己効力感、自尊感情、個人志向性・社会志向性について、中学校と小学校での思春期健康教育の実施前と実施1か月後に質問紙調査を実施し、統計学的に分析した。また、同意が得られた2名に対して、活動を通しての学びと自己の変化についてインタビューを実施した。質問紙の自由記載内容とインタビューから得られた内容は、簡潔な表現に変換しコード化し、それぞれ類似したコードを統合してサブカテゴリとし、サブカテゴリを統合して〈カテゴリ〉とし、質的帰納的に分析した。調査は所属大学の倫理審査委員会の承認を得て行った。
【結果】思春期健康教育活動の実施前後の大学生の自己効力感、自尊感情、個人志向性・社会志向性に有意な差があるとはいえなかった。大学生の語りからは〈対人関係に関する自分の変化〉、〈自己決定することの大切さ〉、〈自分自身を見つめ直す行為〉、〈活動への意欲・意義〉などの10カテゴリが抽出された。
【考察】思春期ピアカウンセリング・ピアエデュケーションによる思春期健康教育活動は、ピアカウンセラーである大学生が自己を振り返る機会になっていた。
p236
竹田理恵、三澤寿美、堀米美智恵、戸田恭子