「知覚的消失現象を用いたawarenessに関する研究」
第39回日本臨床神経生理学会学術大会
運動誘発盲を用いて、物理的に標的を消失させる状況と主観的に消失する状況を設定し、両状況を意識レベルでどの程度混同ないし区別できるかを検討した。得られた反応を信号検出理論に基づいて分析した結果、認知的なバイアスの影響はなかったが、突然消失させたときに比べて、輝度を減衰させた場合には主観的消失との区別は困難であった。河地庸介、柴田理瑛、今泉修、行場次朗、松江克彦