『情報処理の諸相』
我々の感覚器官には絶えず膨大な情報が入ってきている。しかしながら、我々の脳はこのように膨大な情報の全てを処理し、意識しているわけではない。心理学では、無数の情報の中から選択された情報を処理し、選択されなかった情報の処理を抑制する働きのことを、注意(attention)と呼んでいる。本稿では、代表的な注意研究を紹介しながら、これからの注意研究について述べる。総p.370, pp.40-45柴田理瑛ほか、小松紘、木村進、渡部純夫、皆川州正(編著)
八千代出版(現代と未来をつなぐ実践的見地からの心理学(改訂版))