本研究では、政府の独立した教育機関であるOfstedからoutstanding、極めて優れている、と判定された保育施設における音楽の意義と役割について、Ofsted(英国教育水準監査局)に公開されている監査結果を基にして、特に英国南西部バークシャーの保育施設を分析対象として、音楽に関して分析を行った。ここからoutstandingがついた保育所ではまず音楽を日常的に行なっていること、そして、すべての保育所で行っているであろう、日々の歌を歌うことや歌いながらまたは音楽にあわせて体を動かすということに並行して、今回みられたのは、「鑑賞(様々な音楽鑑賞を含む)」「音楽づくり(楽器をつかったものを含む)」を積極的に行なっていることが特徴として挙げられた。それらの活動から、子どもの自主的で創造的な成長への1つのツールとして、音楽が多用されているのではないかと考えた。