その他

基本情報

氏名 鈴木 敦子
氏名(カナ) スズキ アツコ
氏名(英語) Suzuki Atsuko
所属 教育学部 教育学科(初等教育専攻)
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「コロナ禍におけるイングランドの小学校の音楽授業の実際と展望:小学校KS1(5−7歳)への授業を中心とした一考察」

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202110

発表学会等の名称

日本音楽教育学会 第52回京都大会(オンライン開催)

概要

令和3年5月12日の時点で, イングランドのコロナウイルス(以下 コロナ)の状況は少しずつ改善されている。イングランドを含む英国は積極的にコロナワクチン接種を推し進め, ステイホームの徹底を行ってきた。その結果として, 2020年度は事情により認められた一部の児童のみが通学可能, 一般児童は自宅学習となっていたが, 2021年3月8日から全児童が通学できることとなった。コロナ禍の中の学校再開に際して, 教育省(Department for Education)は主に学校長や施設長のためのガイドライン(School Coronavirus Operating Guidance :現在は2021年5月10日版)を発行している。その中で小学校に当たるKS1(5-7歳)とKS2 (7-11 歳)について「(このような状況下でも)大多数の児童は,音楽(他教科名 略)を含む全ての教科が1年を通して教えられなければならない」と明記されている。しかし、音楽の授業で行われる, 声を出して合唱をする, 楽器を演奏する, クラスメートと触れ合いながら行う, などは感染防止の面から見ると望ましくないため, どうしても授業の内容はコロナ前と比べると変化があると考える。
本発表では, イギリスの小学校の音楽の授業でコロナ対策を取りながらどのような授業が行われているのか具体例をあげながら考察を進め, そこから, 今後コロナ感染が収まらない期間どのような内容が音楽の授業で出来るのかについて提言した。