2019年末から確認され世界中で猛威を振るっているコロナウイルスの元でイギリスと日本の幼児および初等教育の児童が自宅学習およびリモート学習で学んでいた(発表原稿執筆時)。本発表では、乳幼児と小学生を対象にしたリモートでの教育実践について、歌という題材からアプローチをしていった。今回の研究で取り上げた歌は、娯楽目的のものではなく、学校へ現在通えない子どもたちのメンタルヘルスや社会性の発達、コロナウイルスへの理解や対策(例 手洗いの方法)を学ぶ歌に限り、それらの日英の歌の音楽性や歌詞の中の精神性の相違点や共通点について具体例をあげつつ比較研究を行った。両国ともに製作側は子どもには歌で手の洗い方を教えれば良いという認識が伺えたのが残念であった。また、なぜ日本ではソーシャルディスタンスに関する子どもの歌が少なかったかについては今後の課題としてこの点に絞って考察を進めた。