イギリスの保育施設における幼児の園内食事がどのようなねらいを持って供されているかに触れつつ実際のイギリスの保育施設での具体例を挙げる。その際に保育者や栄養士による園内食事に対する姿勢や意見などにも言及しつつ、政府の見解や目的と実際の現場での園内食事がどの程度合致しているのか、またもしそれが不完全な部分があったら理想的な園内食事を供することを妨げている問題点はどこにあるのかについて考察を進めた。Brexit前後の園内食事の現状とこれらの社会背景も踏まえてイギリスの保育施設における園内食事はどのようになっていくか幼児のための園内食事の展望についても述べた。