「イギリスの保育における食育:音楽を使った活動の現状と意義」

日本保育学会第72回大会（大妻女子大学）

EYFSにおいて食育に関する直接的な記載は少ない。現状は、EYFSと併行して、政府主導の形としてはPublic Health England (英国公衆衛生庁：2017) より幼児のための飲み物や食べ物のガイドラインが施行されているが 、その内容から見ると、幼児のためにどのような食事を保育機関が提供するかが中心となっており、幼児への食育というよりは、先述の子どものための福祉の要素が強いように思われる。そこで。音楽を使った食育の活動の現状と意義を把握するために次の３つのリサーチクエスチョンを設定し、それを基に具体例を通して考察した。