「伝承童謡にみる子どもの言い聞かせとしつけ観:日本と英国の文化的背景から辿る一考察」
日本比較文化学会 第32回全国大会 (群馬パース大学)
多様化している社会の中で子どものしつけのあり方も変容していると考え、言葉の未発達な乳幼児においては、『うた』もしつけの中で大切な役割を果たしているといえる。中でもマスメディアの発達していない、社会が今のように広く交流していない時代には、伝承童謡がその役割の一端を果たしていると考え、日本と西洋のしつけ観を核とし比較しつつ論ずる。