実習前後及び実習期間の全過程で学生の認識を調査し,ストレスや充実感・達成感など認識の継時的な変化とその要因に関して検討した.臨床実習における学生の認識や生活時間の継時的な変化を見ると4度目の経験する学生にとっては実習の全過程をある程度予測し,生活することから生活関連する時間の比率には大きな変化がなく,ストレスでは課題の重なりやすい3及び 6週目にピークがみられたと考えられる.ストレスの要因は学習時間の増加や睡眠時間の減少などの生活の変化よりも健康状態や対象者,実習指導者との関係が関連しいると思われる.
佐藤善久, 渥美恵美, 稲垣成昭, 伊藤明海, 小野治子