2012年のカリキュラム改定に伴い、対象者の環境特性を考慮しながら、対象者本人が求める作業と共に地域生活が送れるよう支援できる資質を持つために段階的に積み上げられる実習内容に再構築した.従来型の実習とCCS型の臨床実習へ変更したことで,実習期間中の自宅自己学習の時間が減少し、睡眠時間が長くなる一方で、実習施設での評定が上昇していた。新カリの学生には、具体的な課題や行動が明示されていることから、ある程度実習前から準備ができる学生では、実習指導者に対しても躊躇することなく質問をするなど自ら行動することができ、自宅での課題や学習をスムーズに進めることができた可能性があることが示唆された.
佐藤善久, 紀國谷恵子, 渥美惠美, 伊藤明海, 稲垣成昭