本研究では、在宅要支援・介護高齢者を対象とした作業療法において、環境支援アプローチがクライエントの健康関連QOLに与える効果をランダム化比較試験によって明らかにすることを目的とする。SF-36の変化量をMann-Whitney U testによって検討したところ、Physical Functioning(PF)(p<.05)、Role Physical(RP)、Role Emotional(RE)(ともにp<.001)、Mental Health(MH)(p<.01)の4項目で介入群の健康関連QOLが有意に向上していた。
籔脇健司、吉岡英章、山口竜矢、大貫 操、稲垣成昭