「統合失調症患者における視覚情報処理機能の特徴-楕円と正円の静止画を用いて-」
第38回日本臨床神経生理学会学術大会
本研究は、統合失調症患者の状況判断に必要な注意機能について、統合失調症患者、健常者の各々14名を対象者に検証した。結果: 健常者は、正円により近い刺激図ほど有意に反応時間の遅延、平均注視時問の短縮、注視点総数の増加。相移動距離の延長を示した。統合失調症患者は健常者と比較すると、反応時間、眼球運動の全てにおいて有意差を認めた。早坂友成、中山広宣、後藤純信、吉田 健、稲垣成昭、森田喜一郎