臨床実習を円滑に進めるために必要な対人関係能力や社会的技能を社会的交流技能と定義した上で,臨床実習の前後に学生連の社会的交流技能を測定し、臨床実習の効果を検討することを目的とした。
因子の主効果が有意で(F(5,315)=89.49, p<.01) 、対象者の尊重と配慮、勤勉実直な態度、責任ある行動が他の因子よりも有意に高かった(p<.01).時期と因子の交互作用が有意で(F(5,315)=3.02,p<.05) 、対象者への尊重と配慮,対象者との積極的交流、指導者との円滑な関係、柔軟な対処、責任ある行動の5因子の得点は実習後に有意に高かった。
渥美恵美、稲垣成昭、勅使河原麻衣、大渕憲一