本報では、学生が臨床実習で担当した対象者との対人葛兼で、学生達が用いた解決方略と、理想とした解決方略がどのようなものだったのかを検討したので報告する。
学生達の現実的方略では、服従・宥和・交渉・回避(平均値2.05、1.93、I.77、1.66)の順に高く、理想的方略では、育和・交渉・服従・回避の塀に高かった。 (平均値2.26、2.14、2.04、1.50)。二要因の分散分析を行ったところ、現実・理想的方略と葛藤方略のそれぞれの主効果と交互作用(F (6,600) -5.692, p<05)のすべてが有意だった。
勅使河原麻衣、渥美恵美、稲垣成昭、村井則子