製薬会社及び医薬品卸会社スタッフの東日本大震災時の医薬品供給の経験及び災害発生時の医薬品流通に対する思いをテキストマイニング分析で検討した。カテゴリ化の結果、医療機関には余裕ある医薬品在庫と本当に必要な医薬品の発注、処方変更等による納品回数抑制が望まれており、製薬会社及び医薬品卸会社には物資や情報提供等を含むスタッフへの支援と拠点施設における医薬品備蓄、災害対応マニュアルの活用等が望まれていることが明らかとなった。
pp151-157
小野木弘志、富澤弥生、一ノ瀬まきの、鈴木千明、中村令子、三澤寿美