「統合失調症患者の服薬継続に向けた退院前学習―病状悪化時の記録開示の効果―」「査読有」
統合失調症患者は,病識の欠如による休薬のために病状の悪化を招くことが多く,服薬管理の具体的な援助方法の開発が課題である。統合失調症患者に急性期の看護記録より病状悪化のサインを患者と共に明らかにすることで,服薬の必要性の認識を高め,自己管理への動機づけとすることができるのではないかと考えた。そこで,入院中の統合失調症患者に病状悪化時の記録を開示し,服薬継続に向けての退院前個別学習を試みた。pp.169~171野田明子,菊池ヨシ子,中村令子
日本看護学会論文集 精神看護 36号