「採血場所の選択肢を設け、小児の意志を尊重した採血方法－椅子に座り腕を出す姿勢での採血を実施できる年齢の検討－」「査読有」

乳幼児の採血はベッドに臥床させて親や看護師が固定して行ってきたが、椅子での採血も可能なのではないかと考え、乳幼児が椅子でベッドよりも弱い固定で安全に採血することが可能かどうかを検討した。採血場所として、子ども用椅子、成人用椅子、親が抱っこして椅子、ベッドを設け、児に選択してもらって採血を実施した。採血経験の有無にかかわらず2～6歳児、45名中34名(76%)が椅子でベッドよりも弱い固定で安全に採血することができ、年齢が高くなるほど椅子を選択する児が多かった。
pp.133-135
吉田陽子、沢内節子、毛利幸江、中村令子

日本看護学会論文集　小児看護33号