A私立大学看護学科2年生の高等学校の理科履修状況と入学後の専門基礎科目履修における困難の有無を明らかにし、入学試験と授業のあり方を検討した。高校時に平均4科目以上の理科科目を履修していたが、理科科目で受験した学生は全体の3割程度であり、受験のために理科に取り組む学生が少なかった。理科科目での受験と履修困難の有無に関連は認められなかったが、1年次の履修困難科目があったと感じている学生が高校での理科の学習不足を原因として挙げていたことから、理科科目の学習が重要であることが示された。
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中村 令子, 齋 二美子, 小笠原 サキ子, 柏倉 栄子, 三澤 寿美, 杉山 敏子