「頸椎カラーに靴下カバーを使用したセルフケアの検討」
第40回日本看護学会 成人看護Ⅰ
頚椎の手術を受ける患者は、検査入院後、一時退院して再入院となる。待機期間及び術後3~4週間は頚椎装具(以下カラーとする)を必要とするため、皮膚トラブルへの対策が必要である。手指の巧緻性の低下があっても容易に交換でき、ずれが少ないカバーとして綿の靴下を採用した。靴下にカラーを通す手技は巧緻障害がある患者も比較的容易に実施できた。精神的負担の緩和、手指を動かすことによる残存機能の維持、リハビリとしても効果があると考える。海老名圭子、支倉美登里、横山奈津、中村令子