岩手県内9ヶ所で開催した「地域リハ関係職員研修会」の「排泄に対するケアを考える」研修会参加者への事後調査とモデル施設での排泄ケアの事例への適用を試みた。事例に対する排泄ケアについては、約1年間にわたる取り組みの結果、入所者の排泄状況の改善に加え、活動や意識など多方面の変化が認められた。排泄ケアは、対象者の生活全般に関わり、QOL向上のために重要であることを痛感する機会となった。また、担当した施設スタッフの排泄ケアに関する知識、技術の定着を図ることができた。
髙橋明、赤羽卓朗、濱川育子、山本なお子他、中村令子