看護師の経験年数及び家族の介護経験の有無と家族への看護介入との関連を調査した。家族への関心:因子負荷量0.45入院による生活変化への適応、ソーシャルサポートなどの支援、家族特性、経済・住居環境の4因子が抽出されたが、看護師の経験年数、介護経験の有無による有意差はなかった。家族へのかかわり行動:因子負荷量0.40問題解決のための看護介入、気持ちの表出を助ける、接遇、家族に対する基本姿勢の4因子が抽出された。4因子ともに看護師の経験年数による有意差が認められ、経験年数20年未満に比べ20年以上の得点が高かった(P<0.05)。
p.330
中村令子、三浦まゆみ