「中国医学の『知』・『技』に基づく看護ケア技術の発掘-2-~中国医学の「技」と看護の「技」を繋いだケアの発展を目指して~」
日本看護技術学会第9回学術集会
中国医学は五臓六腑、血絡、経絡を軸とした人間全体における生命エネルギーの歪みを病気とする。歪みを調整し、自然治癒力を引き出す治療を行う。人体をミクロのレベルまで分解し、局所の病因を探求し治療を確立する西洋医学とは異なり、看護に共有する部分が多い。中国医学における診断の基本となる四診法から得られる情報を看護に活かし、看護師が持つ、日常生活援助技術の『技』を実践し、自然治癒力を引き出すより積極的な看護ケアに繋げることができるかを検討した。後藤由美、及川正広、鈴木美代子、武田利明、中村令子