その他

基本情報

氏名 小野木 弘志
氏名(カナ) オノギ ヒロシ
氏名(英語) Onogi Hiroshi
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

p -ヒドロキシアンフェタミン誘発性プレパルス抑制に対するセロトニン及びノルアドレナリン神経系の関与」

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202211

発表学会等の名称

第61回日本薬学会東北支部大会(Web開催)

概要

【研究背景】アンフェタミンやメタンフェタミンの代謝物であるp-ヒドロキシアンフェタミン(p-OHA)は、乱用薬物によって誘発されるような異常行動を引き起こすなど、多くの薬理作用を有することが示されている。私たちはこれまで、げっ歯類の感覚運動機能に対するp-OHAの特性を明らかにするために、マウスのプレパルス抑制(PPI)に対するp-OHAの効果をテストし、p-OHAの脳室内投与により用量依存的にPPI障害が誘発されること、p-OHA誘発性PPI障害にドパミン神経系が関与することを報告している。本研究ではp-OHA誘発性PPI障害に対するセロトニン(5-HT)神経系およびノルアドレナリン(NA)神経系の関与を検討した。
【方法及び結果】ddY系雄性マウス(28~32g、日本SLC)を用い、PPI測定はSR-LAB systems(San Diego Instruments)を使用した。5-HT神経作用薬またはNA神経作用薬の前処置後、p-OHAの脳室内投与しPPIを測定した。その結果、ケタンセリン (5-HT2A/2C受容体拮抗薬)、MDL100,907 (選択的5-HT2A受容体拮抗薬)、5,7-dihydroxytryptamine (5-DHT, セロトニン神経毒)、p-chlorophenylalanine (PCPA, 5-HT合成阻害薬)、プラゾシン(選択的α1受容体拮抗薬)はp-OHA誘発性PPI障害を緩和させ、DSP-4(NA神経毒)、フザリン酸(NA合成阻害薬)は影響を及ぼさなかった。
【考察及び結論】p-OHA誘発性PPI障害が5-HT神経作用薬で緩和され、NA神経作用薬では変化が見られなかったことから、p-OHA誘発性PPI障害にはセロトニン神経系が強く関与し、ノルアドレナリン神経系の関与は弱いことが示唆された。