宮城県山元町で「伊達むらさき」として生産・販売されているスイゼンジナに関する共同研究成果として、産地別の遺伝子の類似性と1H-NMR分析のメタアナリシス結果が大きな相関を示すことを明らかにし、これまで考えられてきたスイゼンジナ品種の国内伝搬ルートと異なる可能性も示唆された。従来植物の形状については遺伝的な差違よりも生育環境の差違が大きいとされているが、今回の研究結果では遺伝的な背景が成分分析結果と大きな相関を示すことが示唆された。
総p.308 pp.142
鈴木 龍一郎、小野木 弘志、粕谷 優貴、佐野 愛子、北村 雅史、白瀧 義明