平成24年度 西宮機能系基礎医学研究助成 「覚醒剤代謝物投与による行動異常とその発現機序の解明」
公益信託 西宮機能系基礎医学研究助成基金
覚せい剤代謝物の一つであるp-hydroxyamphetamine (p-OHA) をマウス脳室内投与することにより惹起されるプレパルス抑制(PPI)障害に脳内ノルアドレナリン神経系が部分的に関与することを明らかにした。そのNA神経系の関与はp-OHA誘発性PPI障害に対するセロトニン神経系の関与(Behav Brain Res 224, 159-165, 2011)とは異なる関与をすることも示唆された。