「うつ病が報酬機能や母性行動に与える影響-モデル動物を用いた検討-」
第12回応用薬理シンポジウム (横浜)
うつ病の動物モデルとされる嗅球摘出処置を施した母親マウスと対照群の母親マウスの母性行動を比較したところ、うつ病モデル動物では母性行動が減少していた。また嗜好性試験によりこのモデル動物の報酬機能は低下しており、ドパミン神経作動薬で母性行動も改善することなどから、この動物モデルの母性行動障害が脳内報酬系の異常に基づく可能性を報告した。中川西 修、佐藤 敦、小野木 弘志、中谷 孝太、丹野 孝一