「Memantine誘発性prepulse inhibition 障害における中枢ドパミン・セロトニン受容体の関与」
第61回日本薬理学会北部会 (札幌)
アルツハイマー病治療薬として海外で使用されているmemantineの副作用として精神症状を悪化させることが報告されている。そのため、memantineをマウスに投与後に音に対する反応性を測定したところ、用量依存的に音に対する反応性が障害された。その障害が各種抗精神薬で改善され、memantine誘発性の音に対する反応性障害がドパミンD2受容体及びセロトニン5-HT2A受容体を介して発現している可能性が示唆されたことを報告した。中谷 孝太、中川西 修、荒井 裕一朗、小野木 弘志、佐藤 敦