「嗅球摘出マウスの母性行動と報酬機能におけるドパミン神経系の関与」
第14回神経科学領域における分子モニタリングシンポジウム (静岡)
嗅球摘出処置を施した母親マウスと対照群の母親マウスの母性行動を比較したところ、母性行動が減少していた。また嗜好性試験によりこのモデル動物の報酬機能は低下しており、ドパミン神経作動薬で母性行動も改善することなどから、この動物モデルの母性行動障害が脳内報酬系の異常に基づく可能性を報告した。佐藤 敦、中川西 修、小野木 弘志、中谷 孝太、丹野 孝一