「メマンチンのマウス脳内モノアミン神経伝達に及ぼす影響:行動薬理学的並びに神経化学的検討」
第13回活性アミンに関するワークショップ (三重)
非競合的NMDA受容体拮抗薬であるメマンチンをマウスに投与することにより自発運動量や首振り行動の増加が観察され、ドパミンおよびセロトニン再取り込み阻害実験及びMAO阻害実験を行った結果、メマンチンの両阻害作用も観察されたことから、メマンチンがモノアミン神経系及びセロトニン神経系に影響を及ぼし、マウスの行動異常を引き起こす可能性があることを報告した。小野木 弘志、中川西 修、荒井 裕一朗、佐藤 敦、丹野 孝一